AIはこれからも進歩する。今は、日々のいい時間を残そう
執筆 Clifford · プロダクトリサーチ
最近、Redditで、5年分の日々の記録をAIで振り返っているという投稿を見かけました。出来事をぼんやりとしか覚えていなくても、質問すると日付を探し出し、その日にほかに何があったかも確認できる、と投稿者は書いています。 コミュニティの投稿を読む。
何年も前に残した記録に、新しい道具によって新しい使い道が生まれる。そこに楽しみがあります。
だから今、「将来のAIのために、生活をどのくらい記録すればいいか」を厳密に決める意味はあまりありません。AIはまだ進歩の途中です。今は探しにくい、読み取りにくい記録も、いずれもっと活用しやすくなるかもしれません。今できることは具体的です。手元のスマホのカメラで、日々のいい時間を少しでも多く残しておくことです。
いつも持ち歩くカメラから
家族で食事をするときは、料理と一緒に、テーブルを囲む人たちも撮ってみる。旅先で気に入ったカフェに入ったら、看板や窓際の席、一緒にコーヒーを飲む人も残しておく。何年か後に開くと、何気ない写真の中に忘れていた細部が見つかるかもしれません。あの頃のお父さんの髪型や、椅子に座ってもまだ床に届かない子どもの足。
数秒の動画で残したくなる時間もあります。子どもが冗談を言う声、友人の笑い声、料理をしながら交わす家族の会話。声と動きがあれば、その人の話し方や、そのときの表情にも触れられます。
気が向いたら、写真に写らないことを一言添えてみてください。「今日は父が、子どもの頃によく食べた料理を作ってくれた」「雨宿りのつもりが、この店で午後いっぱい過ごした」。短い言葉が、その場所や一日を残したかった理由も伝えてくれます。
昔の記録に、新しい使い道を
こうした記録は、今でも見返したり、誰かと楽しんだりできます。AIが進歩すれば、増えていく写真や音声、文章の中から、見つけにくかった場面を探す方法も広がるかもしれません。「数年前、雨の日にあのカフェで過ごした午後には、ほかに何を残していた?」。当時の写真と言葉があれば、探してつなぎ合わせ、旅を振り返る材料になります。
同じ記録も、道具が変わるたびに新しい使い道を持つかもしれません。一枚の写真を探すことから、何度かの旅をまとめたり、何年分もの家族の集まりを振り返ったりすることへ。どんな使い方ができるかは、これから少しずつ見つけていけます。
Memexで大切にしたいこと
Memexで応援したいのも、こうした習慣です。また戻ってきたい日々を気軽に記録して、後から見つけ、開けるようにしておく。人と集まった時間、旅の途中、楽しかった午後は、それだけで残す価値があります。AIがどんな手助けをしてくれるかは、使いながら楽しみにしていきたいと思います。
次に家族で食卓を囲むとき
次に家族で食卓を囲むときは、料理だけでなく、そこにいる人たちも撮ってみてください。余裕があれば、今日は何がうれしかったか、一言添えて。